こんにちは!保育士コミュニケーション講座
講師の松原美里です。

 

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8月のテーマは、
「保護者と信頼関係を深めるコミュニケーション講座」です。

 

あらためて構成を練り直す中で、ふと

「なぜ、保護者と信頼関係を深めることが大切なのだろう?」

~と、原点に戻ってみました。

 

信頼関係を深めると、どんないいことがあるのでしょう?

 

私は児童養護施設での保育士をしていた時期・

保育園で保育士・施設長をしていた時期があるのですが・・・。

 

やんちゃも多々あれど、愛おしい子どももたちとの毎日。

成長してく、無限の可能性を秘めた 子どもたち。

 

もっと、いろいろな体験をさせてあげたい!

もっともっと豊かな育ちを後押ししてあげたい。

 

~そう思い、子どもと一緒に驚きを堪能したり。

振り返った時に視線を受け止めあえる関係を心掛けたり。

保育の中でいろいろな企画に取り組んでみたりしてきました。

 

おかげで保育の時間自体は深まっていきますし、

日々のやり取りのなかで保護者に様子を伝えることで

喜びを分かち合える瞬間が増え、

一緒に考えたり、立ち止まったり。

お互いが共に育ち合える子育てパートナーとなっていくのを

感じることが出来ました。

 

一方で、家庭との間に温度差が生まれることがあります。

子どもが見せる表情に違いがありすぎたり。

「それはどうかな?」と感じてしまうような言動や行動が

保護者側に見られたり。

 

毎日接していく、

サポートをしたい対象である保護者だからこそ

もどかしさを感じる場面も、いくつかありました。

 

保護者との連携・信頼関係の重要性をもっとも感じたのは、

児童養護施設の時。

事情があって入ってきているご家庭だからこそ、

保護者自身の育ちや背景・人間関係のくせなどが

そのまま子どもに投影されてしまうことも少なくありません。

 

若いころは、正論をぶつけて

保護者をドン引きさせてしまうこともありましたが、

(実際に面会の足が遠のいてしまうこともあり・・・)

それは得策ではありませんでした。

 

保護者が置いてけぼりになると、

園を出た後の子どもの人生に、暗い影を落とします。

 

私たち保育者がしたいのは、親子がより良くなるための

保育のプロフェッショナルとしての、支援です。


けれども、見てきたものや学んできたもの・感じてきたこと、

常識の違いがあるがゆえに

保護者に受け入れてもらいにくいこともあるのもまた、事実です。

 

それぞれの違いを踏まえた上で、どうすれば

一緒に子どもの育ちを支え合うパートナーとなっていけるのか・・・?

 

~そう考えたときに、重要なのが「深い信頼関係」なのです。

 

「この人が言うことなら、やったことがないけど試してみようかな」

 

「忙しいし、そんなこと言っている場合じゃないけど・・・

 あの先生が言うのは、一理ある。

 いつもあの先生は、私たちのことを考えてくれているから。」

 

「誰にも言えない、こんなこと聞けない・・・。でも、もう限界!

 ・・・先生、うちの子って、どうなんでしょうか・・・?」

 

~そんな風にカケハシを掛けあえる関係。

 

そのためにも、ベテランの保育者たちが

“何気なくやってきたこと”を今一度見直す中で

それぞれの中に軸を見出し、

現場に立つ全ての人が健やかな支援者で在れるよう

こちらの講座を提案したいと考えています。

 

 

お役に立てる人が居ましたら、どうぞお知らせください。

 

 

<プログラム>

 

1.さまざまな保護者とその背景

 「難しい人」は「困っている人」と捉えてみる

 

2.保護者を取り巻くシステム

 コンステレーションで関係性を体感する

 ~ケース検討:現場の事例から

 

3.発達課題とニーズの視点

 エリクソンの発達理論から

 マズローの五段階欲求説から

 心の奥の“ニーズ”はなにか?

 ~事例を検討しながら

 

4.寄り添いコミュニケーション

 忙しい現場の事情

 日常の中で積み重ねていく会話

 深い思いを受け止めるために

 

5.プロとしてのラインを探る

 5つの距離感を踏まえて

 境界線はどこか?

 

6.保育者の自己管理

 使命感の強さから、疲弊してしまう保育者

 豊かなコミュニケーションの秘訣

 

7.一枚の絵を見るように

 相手が受け取りやすい伝え方

 共に考える(コーチングの視点)

 一緒に喜び合う

 

8.まとめ・振り返り



<実施概要>

日    時    2016年8月6日(土)17:30~20:30
        ※開場は15分前となります。

受 講 料    5,000円(税込)
(実践保育力検定取得者は1,000円引きになります)

会   場    あさか保育人材養成学校 [地図

アクセス:東京メトロ有楽町線 麹町駅6番出口 徒歩3分/JR市ヶ谷駅 徒歩5分

定   員    24名(最少施行人数 5名)

 

<お申込みはこちらからお願いいたします>
https://global-ssl05.jp/hoikujinzai.com/inquiry_logs/apply/00288
 

<講師プロフィール>


Umehana Relations 代表 松原美里
米国認定プロフェッショナル・コーアクティブコーチ(CPCC)

保育園・児童養護施設を経て、保育にはコミュニケーションが重要と痛感し、

2007年より保育士コミュニケーション講座を主催。
元AllAbout「育児の基礎知識」ガイド。認定こども園 保育園部 元施設長。

「子どものために、大人が輝く背中を見せる」がモットー。

 

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